NHK ハートをつなごうLGBT
ゲイ・レズビアンのものもふくめ、みていない。春に放送されたものを一回だけみてなんだかおちこんだので、あんまりパワーがないときには見られないだろうとおもったからだが、録画するのすら忘れたというのはどうだろう。どこかで誰かにかりるべきかも。
それはそれとしてこんな番宣を見つけたのだが、これで全部なのだろうか。だとしたらこれはちょっとひどくないか。
「いかにも男」と「いかにも男」、あるいは「いかにも女」と「いかにも女」が手をつなぐようすが、見事なほど映像から消しさられている。その「男」と「女」が戸籍上どうであろうと自認上どうであろうとかまわないのだが、このつくりでは、すくなくとも視覚イメージとしては「男男」「女女」のカップリングを明示しないようにしているととられても、仕方ないのではないか。
さらにいえば、「むちゃくちゃ男っぽい」Lとか、「むちゃくちゃ女っぽい」Gとか、というイメージも忌避。まあこれは協力者のなかに見いだせなかっただけなのかもしれないが、それはそれでこまった気もする。
ちなみに、ハートをつなごうの番組では特設サイトに相談窓口リストがあって、これは評価されるべき。海外でくらしていたころ、ソープオペラだの火サスみたいな安い刑事ドラマだのでも、たとえばホモフォビアだったり性別違和だったり家庭内暴力だったり薬物依存だったりがとりあげられると、番組の最後に「ヘルプコールはここ。サポートはここ。」みたいな情報が必ずしめされていたことを思いだす。それがたとえエクスキューズにすぎないものであったとしてもその情報で助かるひともいるだろうしし、その意味ではちゃんと相談窓口を提示しているのは、やっぱりえらい。
とはいえ、やっぱりbやqの状態にある若者だと、行けるところは少ないかもなあ。自分はgでもlでもtでもないがヘテロでもない、いったいどうしたらいいんだろう?みたいなことで悩むような子は、いまどきいないのかもしれないが。